令和4年度都民提案
東京都は、従来の発想に捉われない新たな視点から都政の喫緊の課題を解決することを目的として、都民による事業提案制度(都民提案)を実施しています。
都民の皆様から事業案を募集した結果、684件の事業提案をいただきました。また、大学研究者による事業提案制度(大学提案)では、40件の事業提案をいただきました。
いただいた事業案の中から、都民提案13件、大学提案10件を選定し、都民によるインターネット投票を実施したところ、都民提案は20,542票、大学提案は20,229票、合計して40,771票の投票をいただきました。たくさんの投票ありがとうございます。
都民投票の結果等を踏まえ、都民提案から7件、大学提案から5件の事業を令和5年度予算案に反映しました。事業概要や意見の反映状況等については、こちらからご覧いただけます。
概要
- 「都民が提案し、都民が選ぶ」ことで、都民の声を直接施策に反映させる、都政参画の新たな仕組み。
- 従来の発想に捉われない新たな視点から、都政の喫緊の課題を解決することを目指す。
予算案への反映事業(都民提案)
事業名 【所管局】 |
事業概要 | 予算額 |
鉄道駅バリアフリー調査委託 【都市整備局】 |
障害者や高齢者等が駅構内をより安心して利用できるよう、バリアフリールートやバリアフリートイレの整備における課題などについて調査を実施 | 1,000万円 |
働く女性のウェルネス向上事業 【産業労働局】 |
女性特有の健康課題と仕事の両立をテーマにオンラインアンケートを実施するとともに、取組の好事例の発信等を通じ、働く女性のウェルネスを向上させていくムーブメントを創出 | 4,900万円 |
防災アプリの機能拡充 【総務局】 |
やさしい日本語の追加やアプリ全体のデザイン等の改善など、誰もが使いやすいアプリにするためアップデートを実施 | 1億7,600万円 |
子育て情報共有アプリ・サイト 【福祉保健局】 |
「とうきょう子育てスイッチ」アプリ・サイトの情報を拡充し、育児不安の解消のための情報や、子育てのヒントとなるような情報を入手しやすい環境を整備 | 6,100万円 |
文化プログラム・学校連携事業(地域連携型) 【教育庁】 |
様々な文化理解を深める小規模ワークショップなど、地域と連携し、児童・生徒の体験活動の機会を提供 | 4,100万円 |
TOKYOシニア食堂推進事業 【福祉保健局】 |
地域において高齢者が参加することのできる会食活動事業又は地域住民等が運営主体となる、高齢者を対象とした会食活動の支援事業を実施する区市町村に対しその経費の一部を補助 | 5,000万円 |
マンション管理不全予防・改善支援事業 【住宅政策本部】 |
マンション管理組合等へアドバイザーを派遣し、長期修繕計画や修繕積立金の具体的な見直し案を理事会等において説明するなど、マンションの適正な管理を促進 | 1,800万円 |
改善意見の反映状況はこちらからご覧ください。
事業化対象候補(都民提案)
事業化対象候補
都民投票を踏まえ、7件の事業を選定しました。
要求事業名 | 得票数 | 所管局 | 資料 (投票時) |
鉄道駅バリアフリー調査委託 | 2,662 | 都市整備局 | |
働く女性のウェルネス向上事業 | 2,259 | 産業労働局 | |
防災アプリの機能拡充 | 2,102 | 総務局 | |
子育て情報共有アプリ・サイト | 2,005 | 福祉保健局 | |
文化プログラム・学校連携事業 | 1,725 | 教育庁 | |
TOKYOシニア食堂推進事業 | 1,576 | 福祉保健局 | |
マンション管理不全予防・改善支援事業 | 1,381 | 住宅政策本部 |
- 要求事業名は投票時点の事業名から変更されているものがあります。
- リンク先の資料の内容は投票時点のものです。
都民投票について
※ 投票受付は終了しました。多くの投票ありがとうございました。
投票の対象者
令和4年4月1日時点で満15歳以上(高校1年生に相当する年齢以上)であり、投票日時点で都内にお住まいの方を対象とします。
ただし、東京都職員、東京都政策連携団体職員、事業協力団体職員、東京都議会議員は除きます。また、暴力団関係者は投票できません。
投票期間
令和4年8月12日(金)15時から同年8月29日(月)23時59分まで(郵送は必着)
投票方法
- インターネット又は郵送により投票することができます。
(1) インターネット
投票フォームにアクセスして必要事項を入力してください。(2) 郵送
投票様式をダウンロードし、下記の宛先に送付してください。
宛先 〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
宛名 東京都財務局主計部財政課 事業提案制度担当
- 投票は、1人当たり1回までといたします。
- 都民提案、大学提案それぞれについて、3票まで投票することができます。
- 都民提案については、投票の際、事業案の改善点などの意見をあわせて投稿することができます。
投票対象事業(都民提案)
【全事業の概要(PDF)はこちら】
No. | 分野 | 事業名 | 事業概要 | 資料 |
1 | 出産・子育てへの支援 | 子育て情報共有アプリ・サイト | 育児不安の解消のための情報や、子育てのヒントとなるような情報を容易に得ることができるよう「とうきょう子育てスイッチ」アプリ・サイトの情報を拡充する。 | |
2 | 将来を担う若者の育成 | 地域での伝統文化の継承 | 多様な文化を尊重できる態度や資質をはぐくむため、各地域で有識者等を招き、児童・生徒が様々な伝統・文化を体感し理解する機会を創出する。 | |
3 | 長寿社会の実現 | ドライブシミュレータを活用した高齢ドライバーの交通安全対策 | 高齢ドライバーの交通安全に向け、ドライブシミュレータ等を活用した交通安全セミナー等を開催する。 | |
4 | 長寿社会の実現 | TOKYOシニア食堂推進事業 | 地域の高齢者が気軽に立ち寄り、飲食をしながら様々な交流をすることができるTOKYOシニア食堂の取組を推進する。 | |
5 | 女性の活躍推進 | 働く女性の健康に関する普及啓発 | 女性が健康を保ちながら働き続けやすい職場環境の推進に向け、生理や更年期症状など、女性特有の健康課題について普及啓発を図る。 | |
6 | バリアフリー化の推進 | 鉄道駅バリアフリー充実事業 | 障害者や高齢者等が駅構内で円滑に移動できる環境の充実に向け、ターミナル駅等における手すりやエレベータの増設、段差のスロープ化の要否などを調査する。 | |
7 | 共生社会の実現 | 難病患者やその家族への理解促進事業 | 患者本人やその家族等による講演会の実施や、理解促進ツールの作成などにより、学生などの若者世代が難病について学び理解する機会を創出する。 | |
8 | 共生社会の実現 | 「東京都障害及び障害者理解促進動画」制作・配信 | 共生社会の実現に向け、障害を知り、障害者について理解してもらうため、伝え方や見せ方を意識した「東京都障害及び障害者理解促進動画」を制作し、配信する。 | |
9 | 防災対策 | 誰もが使いやすい東京都防災アプリ | 東京都防災アプリの機能を拡充し、子供や高齢者など、誰もが使いやすいアプリにすることで、災害対応力を向上させる。 | |
10 | ゼロエミッション東京の実現 | SDGsスポーツ「プロギング」による環境美化・健康増進等の推進 | ごみ拾いとジョギングを掛け合わせたスウェーデン発祥のスポーツ「プロギング」イベントを開催し、都内環境美化と都民の健康増進に向けた意識啓発を図る。 | |
11 | 住環境の維持向上 | マンション長期修繕計画見直し支援 | マンション管理組合等が長期修繕計画を円滑に見直すことができるよう、アドバイザーを派遣し、マンションの適正な維持管理を促進する。 | |
12 | 農林水産業の活性化 | TOKYO スイーツ・コンテスト~東京産食材を食べよう! | 「東京味わいフェスタ」において、東京産食材を使用したスイーツコンテストを開催し、東京産食材の魅力を発信する。 | |
13 | 島しょの振興 | 電子通貨「しまPAY」の導入 | 東京11島などでお得に使用でき、各島への応援にも繋がる電子通貨「しまPAY」を導入し、島しょ観光の更なる活性化を図る。 |
投票後の流れ
都民投票により選出された事業案については、投票時の意見などによりブラッシュアップし、令和5年度予算案への反映を図っていきます。
なお、当該予算案は、令和5年第一回東京都議会定例会における議会の議決をもって確定いたします。
その他
- 投票結果などに対する個別の回答はいたしかねます。
- 郵送代や通信料など、投票に係る一切の費用は、投票者ご自身の負担となります。
- 個人情報については、東京都個人情報の保護に関する条例(平成2年東京都条例第113号)等の規定に基づき、適切に処理します。
都民提案の募集について
※ 提案受付は終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
募集期間
令和4年4月8日(金)から同年6月17日(金)まで(必着)
募集分野
以下の分野を始めとして、幅広く提案を受け付けます。
- 感染症対策
- 防災対策
- 脱炭素社会の実現
- 起業・創業、イノベーションの促進
- 長寿社会の実現
- 女性の活躍促進
- バリアフリー化の推進
- 出産・子育てへの支援
- 社会のデジタルシフトの推進
期待する視点
- コロナ前の姿にただ戻るだけではない、「サステナブル・リカバリー」(持続可能な回復)の実現
- 誰一人取り残さないインクルーシブ(包摂的)な社会の形成
- 5G、IoT、AI、ビックデータ等のデジタル技術の活用
- 区市町村、企業、NPO法人、地域コミュニティ、研究機関など多様な主体との協働 など
提案方法
(1) インターネット
応募フォームにアクセスして必要事項を入力してください。
(2) 郵送
提案様式をダウンロードし、下記の宛先に送付して下さい。
宛先 〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号
宛名 東京都財務局主計部財政課 事業提案担当
応募要件
- 以下のいずれかに該当する方を対象とします。
- 令和4年4月1日時点で満15歳以上(高校1年生に相当する年齢以上)であり、提案日時点で都内にお住まいの方
- 令和4年4月1日時点で満15歳以上(高校1年生に相当する年齢以上)であり、提案日時点で都内へ通勤・通学している方
- 提案日時点で都内に活動拠点を有する法人その他の団体
- 単独でもグループでも提案者になることができます。
- 東京都職員等及び東京都議会議員は提案者となることができません。
- ご提案いただく事業は、1事業につき2億円以内とし、原則、単年度事業といたします。
- 現金給付や施設整備に該当する事業提案は不可といたします。
- 特定の製品やサービスの活用を目的とするものなど、営利目的の事業提案は対象外です。
- その他、詳細は「都民による事業提案制度実施要綱」をご確認ください。
募集後の流れ
都において、いただいたご提案の内容を審査した上で、8月中旬に事業案を公表し、都民の皆様によるインターネット投票を実施いたします(投票方法等の詳細は、後日お知らせします)。都民の皆様による投票結果を踏まえ、令和5年度予算案への反映を図っていきます。
なお、当該予算案は、令和5年第一回東京都議会定例会における議会の議決をもって確定いたします。
注意事項
- ご提案の反映経過や評価などに対する個別の回答はいたしかねます。
- ご提案は日本語で記載してください。
- 氏名や住所などの必要事項は、提案様式に必ず記載してください。
- 事業内容は、ご提案の趣旨を踏まえた上で修正等を加えることがあります。
- 審査の結果、ご提案が投票対象事業に選ばれなかった場合においても、貴重なアイデアとして今後の都政運営や予算編成の参考とさせて頂きます。
- 本制度において提案されたものに係る権利は、全て東京都に帰属します。
- 個人情報については、東京都個人情報の保護に関する条例(平成2年東京都条例第113号)等の規定に基づき、適正に取り扱います。
募集概要
都民提案ガイドブック
提案にあたってのポイントや都の計画などをまとめた「都民提案ガイドブック」を公開しています。
ガイドブックのPDF版はこちら
東京都の予算
「TOKYO予算見える化ボード」や「東京都予算案まるわかりブック」など、東京都の予算を見やすく分かりやすく公開しています。
こちらをご確認ください。