
平成28年度建築技術革新支援事業における新技術の選定結果について
平成28年12月27日
財務局
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平成28年度建築技術革新支援事業における新技術の選定結果について
建築技術革新支援事業として、平成28年8月26日から10月7日まで3つの技術を公募したところ計15件の応募があり、学識経験者等で構成される技術審査委員会で審査基準に基づき審査した結果、下記のとおり4件の技術を選定しました。
記
1 選定結果
公募技術 | 都立永山高等学校改築工事における屋上防水に関する技術 | |
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応募件数 | ①コンクリート保護あり 3件 ②露出防水(非歩行) 3件 |
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選定者 | ①コンクリート保護あり 田島ルーフィング株式会社 ②露出防水(非歩行) 田島ルーフィング株式会社 |
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選定技術 | 名称 | ①コンクリート保護あり 「BANKS工法 JPX-960R」 |
概要 | ■推定耐用年数(65年以上)が長く、将来の防水改修工事を必要とせず、トータルコストが安価。 ■バーナー施工で、溶融釜を使用せず、臭気、煙の発生が少ない。 |
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名称 | ②露出防水(非歩行)「GⅠ工法、塩化ビニル樹脂系防水、断熱接着工法」 | |
概要 | ■推定耐用年数(約30年以上)が長く、将来の防水改修工事が少なく、トータルコストが安価。 ■臭気の発生が少なく、ルーフドレン、設備基礎廻り等の施工性も良い。 |
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選定技術以外の応募技術 | 掲載希望無し |
公募技術 | 東京都多摩障害者スポーツセンター改修工事における天井に関する技術 | |
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応募件数 | 6件 | |
選定者 | 株式会社和紙空間 | |
選定技術 | 名称 | 「ネルスーム かる~い天井® 耐水ボード(反射タイプ)」 |
概要 | ■軽量の吊り天井で、地震動に対する安全性が高い。 ■多湿空間への配慮があり、イニシャルコストが安価で、施工性も良い。 |
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選定技術以外の応募技術 | 膜天井技術(協立工業株式会社) その他は、掲載希望無し |
- ◎選定技術の詳細については、こちら
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- 【新技術概要】天井(和紙空間) (PDF)
公募技術 | 東京都公文書館改築工事における太陽電池モジュール(発電電力量)に関する技術 | |
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応募件数 | 3件 | |
選定者 | パナソニック環境エンジニアリング株式会社 | |
選定技術 | 名称 | 太陽電池モジュール「VBHN293SJ49」 |
概要 | ■太陽エネルギーを効果的に取り込む工夫がされ、年間を通して安定した発電電力量を期待できる。日陰や高温時の発電量の低下が少ない。 ■反射に対する配慮があり、トータルコストも安価。 |
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選定技術以外の応募技術 | 掲載希望無し |
- ◎選定技術の詳細については、こちら
-
- 【新技術概要】太陽電池モジュール(発電電力量)(パナソニック環境エンジニアリング) (PDF)
2 技術審査委員会の構成
- ・ 技術ごとに5人で構成
- ・ 各技術につき学識経験者の外部委員3人と都職員2人
3 今後の対応
選定技術は、対象施設の設計・工事に採用し、当該工事完了後等に実施する事後調査で有効性を確認したうえで、都における施設整備の基準類へ反映していきます。
なお、次年度以降も公募技術を検討し、継続して事業を実施していきます。
お問い合わせ先
財務局建築保全部技術管理課建築技術担当 代表 03-5388-2834